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ブランドタグ・ケアラベル・サイズネームの違いは?商品に必要なタグを「目的」から考えてみよう

最終確認日 2026-08-08
確認・運営 合同会社オルターワークス
対応地域 日本全国
このページの要点

ブランドタグ、ケアラベル、サイズネームは見た目が似ていても、それぞれ役割が異なります。ブランドタグはブランドを示すため、ケアラベルは素材や取扱方法などの商品情報を伝えるため、サイズネームは商品のサイズを識別するために使用します。海外ブランドの商品を日本国内で販売する場合には、既存タグを残したまま日本向けケアラベルを追加する方法もあります。

  • 対応地域 日本全国
  • ブランドタグは商品とブランドを結び付けるためのタグです
  • ケアラベルは商品の素材や取扱方法などを表示するためのラベルです
  • サイズネームはS・M・Lなど商品のサイズを識別するために使用します
  • ブランドタグ・ケアラベル・サイズネームは必ず3種類すべて付けるものではありません
  • 既存のメーカータグを外す場合はサイズ表示や品質表示まで失われないか確認が必要です
  • 海外ブランドの商品は既存タグを残したまま日本向けケアラベルを追加する方法があります
  • 日本国内で販売する対象繊維製品には家庭用品品質表示法に基づく適切な品質表示が必要です

アパレル商品や布製品を作る際、「ブランドタグを付けたい」「洗濯ネームも必要?」「サイズネームは別に作るもの?」など、商品に付けるタグについて迷う方は少なくありません。

実際、服についているタグを見ると、ブランド名が入ったもの、素材や洗濯方法が書かれたもの、S・M・Lなどのサイズが書かれたものなど、いくつかの種類があります。

これらは見た目こそ似ていますが、それぞれ役割が異なります。

商品に付けるタグの主な役割

  • ブランドタグ(ブランドネーム)=「誰の商品なのか」を伝える
  • ケアラベル(洗濯ネーム)=「何でできていて、どう扱う商品なのか」を伝える
  • サイズネーム=「どのサイズの商品なのか」を伝える
  • 日本向けケアラベルの追加=海外ブランドの商品を日本国内販売仕様にする
タグは「3点セット」ではありません
ブランドタグ・ケアラベル・サイズネームを、すべての商品に3種類付ける必要があるわけではありません。商品をどのような状態で販売したいのかによって、必要なタグを考えるのが基本です。

この記事では、「タグにはどんな種類があるのか」という分類だけではなく、どのような人が、何のためにそのタグを付けるのかという4つの視点から説明します。

1. 自分の商品を「ブランド商品」にしたい → ブランドタグ

ブランドタグ、ブランドネームと呼ばれるものは、その名前の通り商品のブランドを示すためのタグです。

首元にブランドロゴが入った織りネームが付いていたり、バッグの外側に小さなブランドネームが縫い付けられていたりするのを見たことがあると思います。

ブランドタグの大きな役割は、「この商品は誰のブランドの商品なのか」を伝えることです。

ブランドタグがよく使われるケース

  • オリジナルTシャツブランドを立ち上げたい
  • 無地のTシャツやパーカーを仕入れて、自社ブランドの商品として販売したい
  • ハンドメイドのバッグやポーチに自分のブランド名を付けたい
  • OEMで生産した商品に自社ブランドのロゴを付けたい
  • 既製品のメーカータグを外して、自社ブランド仕様に変更したい

つまり、ブランドタグは商品の素材や洗濯方法を説明するためのタグではありません。

商品とブランドを結び付けるためのタグと考えると分かりやすいでしょう。

イベント用のスタッフTシャツなど、ブランド商品として販売することを目的としていない衣類であれば、わざわざ新しいブランドタグを付ける必要はないかもしれません。

一方、同じTシャツでも自社の商品として販売するのであれば、ブランドネームを付けることで商品の見え方は大きく変わります。

「そもそもブランドタグを付けることにどんな意味があるの?」という方は、こちらの記事も参考にしてください。

オリジナルブランドタグでブランドの顔を作ろう

ブランドタグには「織りネーム」と「プリントネーム」があります

ブランドタグには、糸を織ってロゴや文字を表現する織りネームと、生地へ文字やデザインを印刷するプリントネームがあります。

ブランドらしい質感を出したい、ロゴをしっかり見せたい場合には織りネーム。細かな文字を入れたい場合や、柔らかな仕上がりを重視したい場合にはプリントネームなど、デザインや用途によって使い分けることができます。

実際に織りネームを作る場合のサイズ、折り方、縫い代、データ作成などについては、こちらのガイドで詳しく解説しています。

2. 商品の素材や扱い方を伝えたい → ケアラベル

ケアラベル、洗濯ネーム、品質表示ラベルなどと呼ばれているものは、ブランドタグとは役割が大きく異なります。

簡単に言えば、その商品の「取扱説明書」のような役割をするタグです。

衣類では、商品の種類に応じて素材や取扱方法などを消費者へ伝えるための表示が必要になります。

ケアラベルに記載される主な情報

  • 綿・ポリエステルなどの繊維組成と混用率
  • 洗濯方法
  • 漂白の可否
  • タンブル乾燥・自然乾燥の方法
  • アイロンの方法
  • ドライクリーニング・ウェットクリーニングの方法
  • 表示者の氏名または名称
  • 表示者の住所または電話番号
  • 必要に応じた注意書きや補足情報

日本国内で一般消費者向けに販売される繊維製品のうち、家庭用品品質表示法の対象となる商品については、商品ごとに必要な品質表示が定められています。

そのためケアラベルは、ブランドの雰囲気を出すために付けるブランドネームとは違い、「付けたいかどうか」だけではなく、販売する商品にどのような表示が必要なのかという視点で考える必要があります。

すべての商品で表示内容が同じとは限りません
Tシャツ、ジャケット、パンツ、タオル、寝具など、商品によって必要な品質表示は異なります。「このテンプレートを付けておけばすべての商品に使える」というものではないため、実際に販売する商品の種類や素材を確認して内容を決めましょう。

「洗濯ネーム」と「品質表示」はどう違う?

一般的には「洗濯ネーム」「ケアラベル」などとまとめて呼ばれることが多いのですが、実際のラベルには洗濯絵表示だけでなく、組成表示や表示者情報なども記載されます。

「ケアラベルには何を書けばいいの?」「品質表示とは何?」というところから詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

3. S・M・Lなどを分かりやすくしたい → サイズネーム

サイズネーム(XS〜5XL)|黒地・織りネームタイプのサイズチップ画像

サイズネームは、その名の通り商品のサイズを識別するためのタグです。

サイズネームの表示例

  • XS / S / M / L / XL / XXL
  • 90 / 100 / 110 / 120などのキッズサイズ
  • FREE
  • その他ブランド独自のサイズ表記

サイズ違いの商品を販売する場合、購入者が商品を選ぶためだけでなく、店舗や倉庫で商品を管理したり、注文された商品を梱包・発送したりする際にもサイズ表示は重要です。

ただし、ブランドタグ、ケアラベル、サイズネームを必ず3枚に分けて作る必要はありません。

サイズを表示する方法はいくつかあります

  • ブランドネームの下に小さなサイズネームを一緒に縫い付ける
  • ブランドネームそのものにサイズ表記を入れる
  • ケアラベルにサイズを併記する
  • サイズネームを単独で縫い付ける

メーカータグを外す場合は「サイズ表示が消えないか」を確認

無地のTシャツやパーカーなどを仕入れ、メーカーのブランドタグを取り外して自社ブランドのタグへ付け替える場合には注意が必要です。

たとえば、元のメーカータグにブランド名と「L」というサイズが一緒に表示されていたとします。

そのタグを取り外せば、メーカー名だけでなくサイズ表示も一緒になくなります。

元タグに入っている情報を先に確認しましょう
ブランドタグを付け替える前に、元のタグに「ブランド名」「サイズ」「素材情報」「洗濯表示」など、どの情報が記載されているかを確認してください。タグを外したことで必要な情報までなくなってしまうケースがあります。

そのため、タグ付け替えを行う場合には「新しいブランドネームを何枚作るか」だけでなく、タグを取り外した後にサイズや品質表示がどこに残るのかまで考えておくことが重要です。

4. 海外ブランドの商品を日本で販売したい → 日本向けケアラベルを追加

もうひとつ、ケアラベルが必要になる代表的なケースがあります。

それが、海外ブランドの商品を輸入し、日本国内の正規代理店やライセンス販売店として販売するケースです。

この場合、商品にはすでに海外ブランドの商品として完成したタグが付いています。

海外ブランドの商品にすでに付いていることが多いタグ

  • 海外ブランドのブランドネーム
  • 海外向けのケアラベル
  • 海外規格による洗濯表示
  • 英語やその他の言語による素材表示

この場合、自社ブランドへ変更するわけではないため、元のブランドネームを取り外す必要はありません。

むしろ正規ブランドの商品として、元々付いているブランドネームや海外向けケアラベルを残したいというケースが一般的です。

一方、日本国内の消費者へ販売するためには、日本国内向けに適切な品質表示を行う必要があります。

そこで行われるのが、

「既存の海外ブランドネームやケアラベルを残したまま、日本向けのケアラベルを追加する」

という方法です。

「タグ付け替え」ではなく「タグ追加」という加工もあります
海外ブランドの商品では、元のタグを外すのではなく、日本語の品質表示を記載したケアラベルを既存タグの上や隣に追加して縫い付ける加工をご依頼いただくことがあります。正規代理店や輸入販売事業者からご相談いただくことの多いケースです。

海外ブランドの商品でよくあるタグ構成

例えば、輸入時の商品に

海外ブランドネーム + 海外向けケアラベル

が付いている場合、そのまま残した上で、

日本語の品質表示 + 日本向け洗濯表示 + 日本国内の表示者情報

を記載したケアラベルを追加する、といった方法があります。

海外ブランドとしての商品状態をなるべく維持しながら、日本国内販売向けの表示を追加することができます。

輸入商品では「原産国」の考え方にも注意

海外商品へ日本国内でプリント、刺繍、タグ付けなどの二次加工を行ったからといって、その商品の原産国が日本になるわけではありません。

特に輸入商品を日本仕様へ変更する場合には、品質表示だけでなく原産国の表記によって消費者に誤認を与えないことも重要です。

海外生産の商品を日本でプリントした場合、タグだけを日本で付け替えた場合など、二次加工と原産国表記についてはこちらの記事で詳しくまとめています。

「タグを何枚作る?」の前に、まず目的を整理してみましょう

タグについてのお問い合わせでは、

「織りネームを100枚作りたい」
「洗濯ネームはいくらですか?」

というところからご相談いただくことも多いのですが、その前に一度、「何のためにそのタグを付けたいのか」を整理してみると、必要なタグの構成が分かりやすくなります。

目的から必要なタグを考える

  • 自分のブランドの商品として見せたい → ブランドタグ(ブランドネーム)
  • 商品の素材や取扱方法などを表示したい → ケアラベル(洗濯ネーム)
  • サイズ違いの商品を識別したい → サイズネーム
  • 海外ブランドの商品を日本国内で販売したい → 日本向けケアラベルの追加

ブランドタグ・ケアラベル・サイズネームは「全部付けるセット」ではありません

ブランドタグ、ケアラベル、サイズネームという言葉を並べると、「アパレル商品ならこの3つを全部作らなければならないのかな?」と思ってしまうかもしれません。

しかし、これらは3点セットではありません。

商品の種類、販売方法、元々付いているタグ、最終的にどのような商品として販売したいのかによって、必要なものは変わります。

たとえば無地ボディを使ったオリジナルTシャツでも、メーカータグをそのまま残してプリントだけを行うのであれば、新しくすべてのタグを作る必要はありません。

一方、メーカータグを取り外して完全に自社ブランド仕様へ変更するのであれば、ブランドネームだけではなく、サイズや品質表示がどこに残るのかまで考える必要があります。

海外ブランドの商品であれば、そもそもブランドネームを交換せず、日本向けケアラベルだけを追加する場合もあります。

タグの種類ではなく「完成した商品」をイメージしましょう
「ブランドタグを作る」「洗濯ネームを作る」というところから考えるよりも、最終的に商品をどのような状態で販売したいのかを先に整理すると、必要なタグや取り付け方法を決めやすくなります。

タグの種類が決まっていなくてもご相談いただけます

「ブランドタグと洗濯ネームの両方が必要なのか分からない」

「メーカータグを外した後、何を付ければいいのか分からない」

「海外から輸入した商品に日本語ラベルを追加したい」

といった段階でも問題ありません。

現在の商品にどのようなタグが付いているのか、そして最終的にどのような状態で販売したいのかが分かれば、必要なタグや取り付け方法を整理しやすくなります。

特に既製品のタグ付け替えや、日本向けケアラベルの追加では、元の商品に付いているタグの内容や縫製状態によって加工方法も変わります。

「どのタグを注文すればいいか分からない」という状態でも、まずは商品とご希望の完成状態をお知らせください。

お問い合わせはこちらの問い合わせフォームから

Alter Works
合同会社オルターワークス:Web担当者 アパレル制作とデザインの現場を行き来しながら、タグ・ワッペン・プリントの「はじめてでも迷わない」注文導線や、入稿データづくりのコツを発言しています。小ロットから法人ユニフォームまで、実際の相談・制作でつまずきやすいポイントを、できるだけ短く分かりやすくまとめています。