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初めてでも安心!ブランドタグ「織りネーム」の基礎&作成ガイド

最終確認日 2026-07-13
確認・運営 オルターワークス
対応地域 日本全国

このページの要点

織りネームは、生地に刺繍を施すのではなく、縦糸と横糸を織り込んで作るブランドタグです。この記事では、ロゴの準備からデザインデータ、織機用パターンの作成、本生産、納品までの製造工程を解説します。再現しやすいデザインの条件や、プリントネームとの違いについても紹介します。

  • 最小ロット 100枚
  • 価格目安 100枚9,900円〜。初回は別途パターン代3,000円。4色まで同一料金、5色目以降は1色につき1,000円追加
  • 納期目安 デザイン確定および工場入稿後、通常は約3〜4週間です
  • 対応地域 日本全国
  • 製造方法 縦糸と横糸を交差させ、デザインを直接織り込んで製造します
  • 素材 オルターワークスの織りネームにはポリエステル糸を使用します
  • ベース生地 生地に刺繍する製法ではないため、独立したベース生地という概念はありません
  • 製造工程 ロゴの準備、デザイン作成、パターンデータ作成、本生産、検品・納品の順に進みます

こんにちは、Alter Works(オルターワークス)です。今日は、私たちが提供しているオリジナルのブランドネームタグ、別名「織りネーム」についてお話ししたいと思います。この名前は聞き慣れないかもしれませんが、実はあなたのお気に入りのアパレル商品にも必ずと言っていいほど付いているものです。しかし、お問い合わせを多数いただく中で、その作り方や用語の意味について誤解や間違った認識があることに気づきました。

そこで今回は、織りネームの作り方について少し掘り下げて説明や解説をしてみようと思います。

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2025-05-05-ブランドタグ『織りネーム』入門
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織りネームとは?

織りネームは、アパレル商品に付けられるブランドの名前やロゴが織り込まれたタグのことを指します。これは、ブランドのアイデンティティを示す重要な要素であり、ブランドの認知度向上、商品の品質やオリジナリティを表現するための魅力的なツールです。

 

織りネームの作り方

ここで一つ、よくある誤解を解き明かしましょう。織りネームは「ベースの生地に刺繍をする」という方法で作られるわけではありません。実際には、織機によって糸を織り込むことで直接作成されます。つまり、織りネームは一枚の布や生地ではなく、細かい糸が交差することで形成される独自の「織物」なのです。
したがってベース生地という概念は無く、糸と糸の組み合わせになります。そのため、織りネーム全体のデザインをまるごと迷彩柄にする、ストライプ柄にするといったデザインも可能です。

また素材についてですが、弊社の織りネームはポリエステル糸を使用しております。コットンやその他の素材の糸で作成できるかお問い合わせをいただくこともございますが、織りネームはポリエステルのみとなります。プリントネームはサテンテープ、コットンテープが選べます。

この織り込みのプロセスは、デザインの複雑さや色の数によりますが、非常に精密で時間を要する作業です。しかし、その結果として生まれる織りネームは、色落ちや摩耗に強く、長期間にわたってその美しさを保つことができます。

 

織機とは?

織機は、織物を作るための機械です。縦糸(経糸)と横糸(緯糸)を交差させて布を作り出します。織りネームの製造に使用される織機は、通常、コンピュータ制御のジャカード織機ですが、シャトル織機やレピア織機を使用することもあります。お客様から織機の指定はできません。ご容赦ください。

ジャガード織機、シャトル織機、レピア織機の違い

  1. ジャガード織機: ジャガード織機は、複雑なパターンやデザインを織り出すことができる特殊な織機です。この織機は、各糸を個別に制御することができ、その結果、非常に詳細なデザインや複雑なパターンを織り出すことが可能になります。これは、織りネームの製造において非常に重要で、ブランドのロゴや名前を精密に再現することを可能にします。
  2. シャトル織機: シャトル織機は、織物の製造に最も一般的に使用される伝統的な織機です。シャトルと呼ばれる部品が縦糸(経糸)の間を通過し、横糸(緯糸)を挿入します。シャトル織機は、比較的シンプルなデザインの織物を効率的に製造することができますが、複雑なデザインやパターンの製造は難しい場合があります。
  3. レピア織機: レピア織機は、シャトル織機と同様に織物を製造しますが、シャトルの代わりにレピアと呼ばれる部品を使用します。レピア織機は、シャトル織機よりも高速で、より広い幅の織物を製造することができます。しかし、レピア織機はシャトル織機やジャガード織機に比べて機械が複雑で、メンテナンスが必要です。

 

織りネームができるまで:ステップ毎に説明

織りネームの作り方をステップに分けて、出来る限り分かりやすく説明していきます。

 

ステップ1:ロゴの用意

最初のステップは、お客様自身が自分のブランドのビジョンを理解し、ブランドのロゴ、色、フォント、スタイルなど、ブランドのアイデンティティを表現する要素をまとめます。

 

ステップ2:デザインの作成

次に、弊社のデザインチームがあなたのブランドロゴを使用し、織りネームのレイアウトを行います。ロゴの配置、余白等を考慮したデザインデータを作成します。これは、イラストレーターなどのデジタルツールを使用してデザインを作成し、それを織りネームを生産するのに適切なデータ形式にします。この段階で、色の選択、糸の種類、織り方などを決めていきます。
デザインチームからお客様へデザインの承認を依頼し、お客様からの修正などがあれば、手直し等を行い、最終的なお客様の承認後に工場への入稿準備が整ったことになります。
※お客様自身で入稿データを作成していただくことも可能です。その場合はお客様のデータを弊社でチェックを行い、再現が難しい場合などは修正を検討していただくこともございます。

 

ステップ3:パターンデータの作成

入稿データが完成したら、ここから先は工場の担当パターンナーへと引き継がれます。デザインデータ(入稿データ)はパターンナーによって織機で織物を作成するためのデータへと作り替えられます。デジタルデータから実際の織物へと変換される段階です。この段階でサンプル作成および微調整が行われ、織物として生産できる体制になります。デザインが複雑で色数が多い場合など、このデジタルデータからパターンデータを作成するのに余計に時間がかかる場合があります。

 

ステップ4:本生産

最後に、承認されたデザインを基に、織りネームの本生産が開始されます。これは、織りネーム専用の織機を使用して生産が行われます。一つ一つの織りネームの一貫した品質を得るために、適切な品質管理の下に行われます。

 

ステップ5:納品

生産が完了した織りネームは中国の生産工場から上海の検品施設を経由して大阪の弊社へ国際輸送されます。弊社に到着した織りネームは配送チームにより、個々のお客様へと速やかに配送処理を行います。
ステップ2のデザインデータ(入稿データ)を工場に入稿してからお客様の元へお届けできる期間はおおよそ3〜4週間程度となります。これには注文の混み具合や生産工場の長期休暇(春節休暇)等で4週間を超える場合もございます。

以上が織りネームを生産するための製造プロセスとなります。この後は、織りネームに適したデザイン、プリントネームとの違いなどについてお話しようと思います。

 

再現が難しいデザインとは

織りネームは細かなデザインもある程度再現できますが、それでも一部のデザインは再現が難しいものがあります。それでは、どのようなデザインが難しいのでしょうか?

 

複雑なグラデーション

織りネームは、色の選択において比較的自由ですが、複雑なグラデーションや微妙な色の違いは再現が難しい場合があります。これは、織りネームが糸で作られるため、印刷物のように細かい色の変化を表現するのが難しいからです。

 

高解像度の緻密な図案

高解像度のイメージ、いわゆる精密な描写が多く非常に複雑なデザインも、織りネームでは再現が難しい場合があります。これは、織りネームのサイズ制限と糸の太さによるもので、非常に細かい部分は潰れたり見えなくなる可能性があります。
弊社で推奨している文字サイズなどは以下になりますので参考にしてください。
・英数字:1.5mm以上
・ひらがな・カタカナ:3mm以上
・漢字:5mm以上(画数の多い物は8mm程度必要)
・線幅:0.5mm以上

 

多色デザイン

多色のデザインも、織りネームでは再現が難しい場合があります。これは、各色に対応する糸を設定する必要があり、色の数が増えると製造プロセスが複雑になるためです。写真のような情報量の多いデザインも同じように再現が難しくなります。また、色の数が増えると、織りネームのコストも上がります。(*オルターワークスでは4色まで同一料金となります。5色目以降は1色につき1000円の追加料金をいただいております。)

 

織りネームは、アパレルブランドのアイデンティティを表現する魅力的なツールですが、一部のデザインは再現が難しい場合があります。しかし、これらの制限を理解し、それに合わせてデザインを調整することで、あなたのブランドを最高の形で表現することが可能です。

 

プリントネームと織りネームの違い

プリントネームは、ブランドの名前やロゴを布地に直接印刷する方法です。これは、スクリーン印刷やデジタル印刷などの技術を使用して行われます。プリントネームは比較的安価で、大量生産に適しています。また、複雑なグラフィックや高解像度のイメージも再現可能です。

しかし、プリントネームにもいくつかの欠点があります。たとえば、洗濯や摩耗により時間とともに色が褪せたり、剥がれたりする可能性があります。

一方、織りネームは、ブランドの名前やロゴを糸で織り込む方法です。織機を使用して作成されますので、織りネームは色落ちや摩耗に強く、長期間にわたってその美しさを保つことができます。

とはいえ、織りネームはプリントネームに比べてタグの大きさや数量によってはコストが高くなる場合があります。また、複雑なグラデーションや高解像度のイメージの再現は難しい場合があります。

 

どちらを選ぶべきか?

プリントネームと織りネームの選択は、あなたのブランドのニーズと予算によります。プリントネームはコストが低く、インパクトのある大きめのタグや、複雑なデザインを再現するのに適していますが、長期的な耐久性に欠ける可能性があります。一方、織りネームはコストが高くなる可能性がありますが、長期的な美しさと品質を保証します。

プリントネームと織りネームは、それぞれ異なる利点と欠点を持っています。あなたのブランドのビジョン、デザイン性、予算、そしてブランドのイメージを最もよく表現する方法を選ぶことが重要です。

自分のブランドロゴが、織りネームとプリントネーム、どちらが適しているかなど、ご相談も受け付けておりますので、自分では判断が難しい、迷うときなどは、ロゴやタグのデザインなどを添付してお問い合わせフォームからご連絡ください。

お問い合わせフォーム

 

織りネームについてのよくあるご質問

織りネームの製造方法、素材、デザインの再現性、文字サイズ、色数、納期、プリントネームとの違いなど、よくいただく質問をまとめています。

織りネームは、生地に刺繍して作るものですか?

いいえ。織りネームは、ベースとなる生地に刺繍を施して作るものではありません。縦糸と横糸を織機で交差させ、文字やロゴを含めたタグ全体を一枚の織物として製造します。

そのため、一般的な意味での「ベース生地」はなく、背景部分も文字やロゴと同じように糸を織り込んで表現します。

織りネームには、どのような素材を使用していますか?

オルターワークスの織りネームには、ポリエステル糸を使用しています。コットン糸や麻糸など、ポリエステル以外の糸を指定して製造することはできません。

コットン素材のタグをご希望の場合は、コットンテープにデザインを印刷するプリントネームをご検討ください。

織りネームでグラデーションや写真を再現できますか?

印刷物のような滑らかなグラデーションや、写真のように情報量の多いデザインは、織りネームでは再現が難しい場合があります。

織りネームは複数の糸を組み合わせて表現するため、色の変化を細かく連続させるデザインには向いていません。グラデーションや写真を使用したい場合は、プリントネームの方が適していることがあります。

織りネームに適した文字サイズはどのくらいですか?

再現しやすい文字サイズの目安は、英数字が1.5mm以上、ひらがな・カタカナが3mm以上、漢字が5mm以上です。

画数の多い漢字や複雑な書体は、8mm程度の大きさが必要になることがあります。文字が小さすぎる場合は、線がつながったり、文字が潰れたりする可能性があります。

細い線はどのくらいまで再現できますか?

線幅は0.5mm以上を推奨しています。0.5mmより細い線は、実際に糸で織った際に消えたり、途切れたり、周囲の線とつながったりする可能性があります。

小さなサイズの織りネームを作る場合は、細かな装飾を減らし、文字やロゴをできるだけシンプルにすると再現しやすくなります。

織りネームには何色まで使用できますか?

オルターワークスでは、4色まで同一料金で製作できます。背景部分に使用する糸も1色として数えます。

5色目以降は、1色追加するごとに追加料金がかかります。最大6色まで使用可能です。色数が多くなるほど製造工程も複雑になるため、デザインによっては色数の削減をご提案する場合があります。

織りネームの納期はどのくらいですか?

デザインデータの確定後、工場へ入稿してからお届けまでの納期は、通常約3〜4週間です。

注文の混雑状況、サンプルの調整回数、国際輸送の状況、中国工場の春節などの長期休暇によっては、通常より時間がかかる場合があります。使用日が決まっている場合は、余裕を持ってご相談ください。

使用する織機を指定できますか?

使用する織機をお客様から指定することはできません。ジャカード織機、シャトル織機、レピア織機などから、デザイン、サイズ、織り方、生産条件に適した設備を工場側で選定します。

織機の種類ではなく、完成時の見た目や質感についてご希望がある場合は、デザインデータとあわせてお知らせください。

織りネームとプリントネームは、どちらを選べばよいですか?

織物らしい質感、耐久性、高級感を重視する場合は、織りネームが適しています。ロゴや文字を糸で織り込むため、洗濯や摩擦による色落ちが起こりにくいことが特長です。

写真、細かなイラスト、複雑なグラデーション、多色デザインを再現したい場合は、プリントネームが適していることがあります。どちらが適しているか判断が難しい場合は、ロゴやデザインを添付してお問い合わせください。

自分で作成したデータを入稿できますか?

はい。Illustratorなどで作成したデザインデータをご入稿いただけます。入稿後、サイズ、文字の大きさ、線幅、色数などを確認し、織りネームとして再現が難しい部分がある場合は修正をご相談します。

入稿データを作成できない場合は、ロゴデータや画像をもとに、弊社で織りネーム用のデザインデータを作成することも可能です。

まとめ

織りネームは、ブランドの認知度を向上させ、品質を保証し、ブランドの物語性を強化するための強力なツールになります。ブランド価値を高め、消費者とのつながりを深めるための重要な要素となるでしょう。この機会にお試ししてみてはいかがでしょうか?

以下のページからお見積もり、ご注文が可能です。

織りネーム注文フォーム

この他に、折り加工の用途別ガイド織りネームの織り方(平織り、朱子織など)による違いなどを解説した記事もございます。是非この機会に織りネームにまつわる「いろいろ」を知ってみるのはいかがでしょうか?

また、織りネームの他にも洗濯ネームや、オリジナル刺繍ワッペン作成。それに弊社の人気サービス、タグの完全除去をした付け替えサービスもございます。

スタッフ一同お待ちしております!

オルターワークス(Alter Works)一同

 

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    Alter Works
    合同会社オルターワークス:Web担当者 アパレル制作とデザインの現場を行き来しながら、タグ・ワッペン・プリントの「はじめてでも迷わない」注文導線や、入稿データづくりのコツを発言しています。小ロットから法人ユニフォームまで、実際の相談・制作でつまずきやすいポイントを、できるだけ短く分かりやすくまとめています。